COLUMN
静電気で肌が荒れる?
ドアノブに触れようとした時や、友人から物を受け取ろうとした時のバチッ!という静電気。
特に乾燥している冬場に多いですよね。
静電気はただ痛いだけではなく、その瞬間、皮膚を傷つけているので、肌トラブルの原因になることも。
そもそも静電気が起こる仕組みをご存知ですか?
静電気とは、人や物に電気が溜まっている状態や、溜まっている電気のことを指します。
溜まっている状態で、摩擦などの刺激を受けると、
物の持っていた電気のバランスが崩れ、静電気が発生します。
本来は磁石のように+と-が対になって収まっていますが、
セーター同士が触れる、ドアノブに触れるなどの摩擦で、体内に溜まった電子が一気に放出されることで、
あのバチッ!とした静電気が起こります。
特に、-の電子が-側に移動して、体内のイオンバランスが崩れるケースが多いと言われています。
(-の電気の方が、移動が起こりやすい性質があるので、-の電気を引き付けます。)
同じ性質の電気を帯電する素材同士であれば、静電気は発生しにくくなりますし、
元々、電気を帯電しにくい素材であれば摩擦があっても、静電気は発生することはありません。
-に帯電しやすい:アクリル、ポリエステル、アセテート
帯電しにくい:麻、綿、シルク
+に帯電しやすい:レーヨン、ウール、ナイロン
身に着ける衣類にも注意したいですね。
では、なぜ冬に静電気が多いかと言うと、冬は湿度が低いからです。
湿度40%以下で急激に発生しやすくなると言われています。
湿度が低いと静電気は空気中に逃げることができません。
水は電気を通す性質があることはご存知だと思います。
夏はジメジメ、湿度が高く汗が止まりませんよね。
空気中に水分(湿度が高い状態)があれば、発生した静電気をすばやく分散してくれるので、
夏など湿度が高い時期、場所では、静電気が起こりにくいというわけなんです。
しかも、乾燥肌の方が、静電気を逃がす力が低いということを知っていますか?
理由は簡単で、
①乾燥していると肌の水分量が少なくなっているから、皮膚から自然に電気が放電されづらい。
②肌がごわついている分、摩擦が起きやすい。
だから、普通肌の人よりもバチッと嫌な静電気を感じやすいんです。
それに加えて、静電気が起こる際、手や肌の表面の角質部分を傷つけることで肌荒れが起こったり、
肌のバリア機能が下がることで、お肌が敏感になるなどの症状が出ることがあります。
乾燥肌だけでも嫌なのに静電気による肌トラブルなんて本当に嫌ですよね。
静電気による肌トラブルを予防するためにも、
①衣類に気を付ける
②加湿をする
③保湿をする
衣類と加湿については先ほど説明しましたが、
保湿については、特に色々なものに触れることの多い手、
マスクなどで摩擦が起こりやすい顔の保湿ケアを入念に行いましょう。
静電気は肌だけでなく髪の毛にも影響が・・・!
静電気で髪のキューティクルがはがれやすくなるので、
髪の毛もヘアオイルなどでの保湿がオススメ☆
髪の毛について、
ココナッツオイルを洗髪前に塗布すると毛髪の強さが16%向上し、
タンパク質の流出が28パーセント減少したという報告もあります。
ココナッツオイルは静電気防止にも効果があるんですね!
naturancoco®ではヘアケア化粧品はまだありませんが、
今後みなさんに良いお知らせができますように・・・★
外に暖房などで体内も乾燥しているので、喉が渇く前に水分補給もして、
静電気に負けない習慣をつけてくださいね♪
【関連記事】
あなたの寝方は大丈夫?