COLUMN
リップの貸し借りは危険?
「リップクリーム忘れちゃった!貸して~!」なんてやり取り。
したことも、言われたこともある方、多いのでは?
リップクリームに限らず口紅やグロスもですが、
特にインフルエンザや風邪が流行っている時期には注意が必要です。
インフルエンザの主な感染経路は、咳やくしゃみをした時、
口から出るしぶきを吸い込む飛沫感染。
咳やくしゃみを抑えた両手を洗わずに、ドアノブや電気スイッチ等のモノに触り、
次に触った人に接触的にうつしてしまう接触感染の2つ。
接触感染はウイルスに触れた手で、目・鼻・口の粘膜にくっつくことで感染してしまいます。
インフルエンザの潜伏期間は1~3日あるので、自分が感染したと気づかない場合もあります。
特に今年は、熱がないから風邪と思っていたら、実はインフルエンザだった人も多いようで、
気付かないケースが非常に多いようです。
体調が悪い場合は周りに移さないためにも、
早めに病院へ行ってくださいね。
ウイルスから身を守るためにうがいと手洗いはもちろん、
アルコール除菌もやってるから大丈夫!と思っていても、
身近な化粧品から感染してしまう可能性があるんです。
特に注意してほしいのが、唇に塗るリップ。
乾燥の時期、女性だけでなく男性も使用しますよね。
そんなリップ。唇が乾燥した時に塗ると思いますが・・・
リップを付けるその手と唇、本当に清潔ですか?
リップの表面、外で何度も出し入れしてないですか?
リップは場所を気にせず、一日に何度も塗り直すことが多いので、
表面がウイルスに触れる機会が多い=ウイルスが付着する可能性が高くなります。
特にスティックタイプの場合は、他人に貸せば、表面が直に相手の唇に触れます。
もし、その人が何らかのウイルスを持っていて、
知らずに自分が使ってしまったら・・・
口からダイレクトに感染してしまいますよね。
だから言ってジャータイプのものが100%安全ということではありません。
ウイルスに触れた手指で、ジャーに入っている表面を触れば同じこと。
使う際には、気を付けなければなりません。
予防するためには、
①リップの貸し借りはしないこと。
②インフルエンザやノロウィルスなどウイルスでの感染症が流行っている時は、
こまめに表面をティッシュで拭き取ること。
③清潔な手で使うこと。
この3つを心がけましょう。
アイシャドウやアイライナーも貸し借りが多い化粧品だと思います。
目の周りに使うものなので、目の粘膜からウイルスに感染する可能性が考えられます。
自分の健康を考えるのであれば、
基本的には化粧品は他人と貸し借りしないのがベストですね。
自分で予防できるところはしっかりしたいですね♪
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