COLUMN
ダイエットと肌
ダイエット。
一度は経験したことがあると思います。
しかし、間違ったダイエットをすると、お肌にも何らかの影響を与えてしまいます。
ダイエットとなると体重という数字にとらわれがちですが、本当にそうなのでしょうか。
本来、ダイエットとは、健康(肥満防止など)や美容を維持するために、食事制限をすることを指します。
しかし、人から見られる姿(最近では、インスタ映えもあるのかも?)、体重と言う数字を気にしすぎるために、
過度なダイエットをしてしまう人が多いんです。
よく、「健康(標準)体重」「美容体重」という言葉を聞きますが、
理想の体重はBMI(ボディマス指数)という肥満とを表す体格指数で表され、
身長を元に算出されます。
健康体重は、
身長(m)×身長(m)×22
美容体重は、
身長(m)×身長(m)×20
で、出すことができます。
最近では、「シンデレラ体重」という、モデル体型を示す指数もあります。
身長(m)×身長(m)×18
で出すのですが、数字だけ見ればかなり細いのが分かると思います。(笑)
アパレルショップでSサイズの洋服を見るとかなり細身に作られているので、
それを着れるようになりたいのであれば、シンデレラ体重がベストなのかもしれません。
だから十分細いのに、もっと細くなりたいという女性が減らないんでしょう・・・。
体重を減らす一番の近道は食べる量を減らすことだと考えがち。
しかし、食事を抜いたり、極端に減らしたりすると、エネルギー摂取が減るので、
卵巣ホルモン(エストロゲン)が規則正しく分泌されず、
月経不順、倦怠感、疲労感、肌荒れなどの症状を起こしてしまいます。
卵巣ホルモン(エストロゲン)には、
肌の弾力を保つコラーゲンを増やし、肌の水分を保つ作用があるため、
無理なダイエットで、肌が荒れてしまうのは当たり前。
健康な体と肌には、バランスのとれた食事と適度な運動が一番です。
バランスのとれた食事とは、日本の文化と言っても過言ではない一汁三菜。
人間の体は、一番摂取量の少ない栄養素が基準となるようにできています。
つまり、一つの栄養素が十分に足りていても、
不足している栄養素の量に合わせてしか働かないということ。
納豆ダイエット、豆腐ダイエット、きのこダイエットなど、
この食材がダイエットにいいと言われているからと多く摂っていても、
他の栄養素が不足していれば、バランスの悪い食事になってしまいます。
もし、今ダイエットをしていて、肌が荒れてしまったなどの肌トラブルが起こっている場合、
食事が何らかの影響を与えている可能性があります。
ダイエットしているからと無理な食事制限はせず、
・肉、魚、大豆製品のたんぱく質
・ココナッツオイル、ナッツ類のビタミンE
・果物、生野菜のビタミンC
・緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA
をバランスよく摂る。
炭水化物が気になるのであれば、
食物繊維やミネラル豊富な玄米などを積極的に摂って、
腹八分目を意識する。
あとは、無駄な間食を控えるだけで、体も肌も変わってきます。
時間に余裕のある時は一駅歩いて帰ってみる、
いつもと違う道を通ってみるなど、
歩く習慣をつければ運動が苦手な方も苦にならないはず!
お肌は化粧品だけでなく、「毎日食べているものから作られる」と考えれば、
毎日の食事、ダイエットに対しても見方が変わってくるかもしれませんね。
体型も肌も健康であることが、女性を一番綺麗に見せてくれると思いますよ♪
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